情報モラル教育とは、文部科学省の学習指導要領において「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」を育てる教育と位置づけられているものです。スマートフォンやタブレットが一人一台となった今、子どもたちが安全にインターネットを活用するために欠かせない学びとして、学校でも家庭でも重要性が高まっています。
本記事では、国や公的機関、民間企業が無料で公開している情報リテラシー・情報モラル教材を、「小学生」「中学生」「高校生」の学年別に整理してご紹介します。掲載しているリンクは、2026年7月時点で編集部がひとつずつアクセスして有効性を確認済みです。
「何をどう教えればいいか分からない」「最新のトラブル事例についていけない」と悩む保護者や先生方はもちろん、社内研修や自治体の啓発活動の担当者の方にも、教材選びの決定版としてご活用いただける内容です。
目次
情報モラル教育とは?なぜ今、学び直しが必要なのか
情報モラル(情報リテラシー)教育とは、インターネットやSNSを安全に、そして上手に使いこなすための「考え方」と「態度」を育てる教育です。単に「危ないから使わせない」のではなく、リスクを理解したうえで情報を適切に判断し、活用する力を育てることが目的とされています。学習指導要領では、情報活用能力(情報モラルを含む)が言語能力と並ぶ「学習の基盤となる資質・能力」に位置づけられており、特定の教科だけでなく、教科横断で取り組むテーマとされています。
近年は状況の変化がとても速く、生成AIによる偽画像(ディープフェイク)や闇バイト、オンラインカジノなど、数年前には教材に載っていなかったテーマが次々と登場しています。実際、総務省が2009年から毎年更新している「インターネットトラブル事例集」の2026年版では、ディープフェイクに関する注意喚起の特集や、トラブルに遭ったときの初動対応・相談窓口を解説する特集が新たに加わりました(出典:総務省「上手にネットと付き合おう!」)。つまり情報モラル教育は「一度教えたら終わり」ではなく、最新の教材で継続的にアップデートしていくことが前提の分野なのです。
なぜ「学年別」に教材を選ぶことが大切なのか
同じ「ネットの安全」というテーマでも、初めて自分の端末を持つ小学生と、SNSでの発信が日常になっている高校生とでは、直面するリスクも、響く伝え方もまったく異なります。小学生には「ルールづくり」や「困ったら大人に相談する」という基本の型を、中学生には「SNSの人間関係で実際に起きたこと」から学ぶ事例ベースの学習を、高校生には「発信者としての法的責任」や「情報の真偽を見極める力」といった、より社会に近いテーマが求められます。
※ここからは、教育コンテンツ制作会社としてのエレファンキューブの視点(意見)です。 私たちはこれまで累計2,000件を超える教育・研修コンテンツの制作に携わってきましたが、教材づくりで最初に決めるべきは「内容」ではなく「対象者の発達段階と生活実態」だと考えています。どれほど正確で網羅的な教材でも、対象年齢とずれていれば学習効果は大きく下がります。逆に言えば、無料教材を選ぶときも「わが子・自校の子どもたちの今の使い方」に合っているかという目線で選ぶだけで、教材の効果は大きく変わります。本記事が学年別の構成になっているのは、そのためです。
全学年共通:まずチェックしたい総合ポータル5選
どの学年でも共通して使える、網羅性の高い公式サイトです。教材選びに迷ったら、まずこの5つを見ておけば間違いありません。
文部科学省「情報モラル学習サイト」「情報モラル教育ポータルサイト」
小学1年生から高校3年生までを対象に、写真や動画を交えたクイズ形式で学べる、国の公式学習サイトです。1つの単元が短くまとまっているため、朝の会や授業の導入、家庭でのスキマ時間の学習にも向いています。あわせて、教員・保護者向けの資料やセミナー情報がまとまった「情報モラル教育ポータルサイト」も公開されています。
- 情報モラル学習サイト:https://www.mext.go.jp/moral/
- 情報モラル教育ポータルサイト:https://www.mext.go.jp/zyoukatsu/moral/
総務省「上手にネットと付き合おう!~安心・安全なインターネット利用ガイド~」
ネットトラブルの事例から対策までを網羅した、総務省の啓発ポータルです。目玉である「インターネットトラブル事例集」は毎年更新されており、2026年版ではディープフェイクの特集や、トラブル発生時の初動対応・相談窓口の特集が新設されました。マンガと解説で構成されているため子ども自身でも読みやすく、教職員向けの補助教材も提供されています。偽・誤情報、フィルターバブル、生成AIの入門など、大人にも役立つ特集教材が揃っている点も魅力です。
LINEヤフー みらいプロジェクト(旧:LINEみらい財団)「GIGAワークブック」
「文字だけのやり取りですれ違いが起きる理由」など、SNSコミュニケーションの機微を子ども自身が考えるワーク形式で学べる教材群です。代表教材の活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」は、静岡大学との共同研究をもとに開発され、公式サイトによると20都県+102市町村、約16,000校以上で活用されています(2026年1月現在)。なお、提供元の一般財団法人LINEみらい財団の活動は、2026年4月より「LINEヤフー みらいプロジェクト」として引き継がれました。従来の出前授業(講師派遣)は終了し、現在は先生方が自分で授業や校内研修を実施できるよう、教材・教員用手引き・研修動画の無償提供が中心となっています。ソフトバンク・LINEヤフーによるデジタル活用能力育成プロジェクト「デジいく」も、このGIGAワークブックの普及を推進しています。
Yahoo!きっず「学校の授業で使える活用型情報モラル教材 GIGAワークブック」
子ども向けポータル「Yahoo!きっず」からも、上記のGIGAワークブックにアクセスできます。ネットの特性や適切なコミュニケーション、情報のリスクに加えて、情報やICTを上手に「活用」する視点まで含まれているのが特長です。PDFで提供されているため、端末にダウンロードしても、印刷して紙で使っても構いません。
Google「Be Internet Awesome(インターランド)」
Googleが安全性の専門機関と共同開発した、子ども向けインターネットリテラシープログラムの日本語版です。RPG風の無料オンラインゲーム「インターランド」では、架空の世界を冒険しながら、パスワードのつくり方、フィッシング詐欺の見抜き方、思いやりのある振る舞いなどを直感的に学べます。教育者向けのレッスンプランや、家庭で使える「誓い」のシートもダウンロードできるため、ゲームで終わらせず学びにつなげる導線が用意されています。
小学生向け:ルールづくりと「初めてのネット」の安全
小学生は、初めて自分用の端末を持つ時期です。ゲームやスマホとの付き合い方、個人情報の取り扱いといった基本ルールを、アニメーションやクイズで楽しく身につけられる教材が向いています。
文部科学省「情報化社会の新たな問題を考えるための動画教材」
YouTubeで手軽に見られる短い動画教材のシリーズです。ゲームへの熱中や写真の公開など、子どもの身近に起こりやすいトラブルをアニメで解説しており、教員向けの指導手引きや保護者向けのスライド資料もセットで公開されています。授業でも家庭でも使いやすい、定番の公式教材です。
NTTドコモ「スマホ・ネット安全教室」
ドコモが2004年から続けてきた「ケータイ安全教室」の流れをくむプログラムで、現在は「スマホ・ネット安全教室」として、学校・家庭向け教育プログラム「ドコモサステナスクール」の中で提供されています。小学校低学年向けの入門編から中高生向けまで、対象別のカリキュラムが用意されており、スライド教材や動画教材のダウンロードのほか、講師と学校をつなぐ無料のオンライン教室も申し込めます。親子でスマホのルールを一緒につくれる家庭向け教材「スマホ・ネット安全教室 for family」も公開されています。
トレンドマイクロ「サイバーアカデミー」
セキュリティ企業のトレンドマイクロが無償提供する、小学3~6年生向けのネットリテラシー学習教材です。動画・会話・クイズの3ステップで、パスワードの守り方など、ネットを安全に楽しむための知識を学べます。保護者や先生が家庭・授業で子どもと一緒に使うことが想定されており、セキュリティのプロが「技術面の安全」をやさしく教えてくれる点が、他の情報モラル教材との違いです。オンラインのインターネットセキュリティ教室(学校向け)も開催されています。
- 公式ページ(セキュリティ教育の取り組み):https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/corporate-social-responsibility/initiative-education.html
KDDI「スマホ・ケータイ安全教室」教材・資料
小学校低学年向けには親しみやすいキャラクターのアニメーション、中・高学年向けにはトラブルの「怖さ」を実感できる動画など、発達段階に合わせたコース別の教材が用意されています。模擬講座の動画視聴や教材のダウンロードができるほか、学校への出前講座(無料)も申し込み可能です。ネット依存や、知らない人とのやり取りの危険性など、スマホを持ち始めた時期に押さえたいテーマがひととおり揃っています。
中学生向け:SNSの人間関係とトラブルへの備え
中学生になると、SNSでの人間関係、課金、ネット詐欺など、リスクが一気に複雑になります。「実際に起きた事例」から、なぜ起きたのか・どう防ぐのかを自分ごととして考える学習が効果的です。
総務省「インターネットトラブル事例集」(2026年版)
実際に起きた最新のトラブル事例をもとに、マンガ・考えてみよう・解説・ポイントの構成で学べる定番教材です。2026年版ではディープフェイクへの注意喚起や、トラブルに遭ったときの初動対応・相談窓口の解説が新たに特集され、著作権やオンラインカジノの特集も更新されています。一斉指導からグループでの話し合いまで、多様な授業スタイルに対応できるつくりで、教職員用の補助教材も提供されています。
文部科学省「SNS上における暴力行為等の動画の投稿・拡散事案に関する教材」
いわゆる「迷惑動画」の投稿・拡散を防ぐことを目的に、文部科学省が作成した動画・スライド教材です。軽い気持ちの投稿が本人と周囲の将来にどれほど大きな影響を与えるかを考えさせる内容で、文部科学省の「情報モラル教育の充実等」ページから教材や活用のポイント解説(GIGA StuDX推進チームの学習会動画)にアクセスできます。
- 掲載ページ(情報モラル教育の充実等):https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1369617.htm
カスペルスキー「ネットの『あやしい』を見きわめよう」ほか
セキュリティ企業のカスペルスキーが静岡大学の研究室と共同開発した、カード形式の情報セキュリティ啓発教材です。あやしいサイトやアプリを具体的に見比べながら、リスクの大きさを「見きわめる」トレーニングができ、1コマ(約50分)の授業でそのまま実施できる指導案・スライド付き。フィッシングやなりすましなど、技術的なリスクを学ぶのに適しています。非営利であれば誰でも無償で利用できます。
グリーホールディングス「事例に学ぶ情報モラル」
SNS「GREE」の運営経験をもとに、実際に起こったネット炎上事件の事例から、ネット上での適切なふるまいを学べる教材です。中高生版と小学生版(高学年向け)があり、消費者教育教材資料表彰で優秀賞・特別賞を受賞した実績があります。児童・生徒が自分の端末で自主学習できるオンライン版も提供されており、振り返りテストまでパッケージ化されているため、先生の準備負担が少ないのも特長です。
高校生向け:発信者の責任と、生成AI時代の情報活用
高校生には、デジタルタトゥーや法的責任、フェイクニュースの見極めなど、実社会にそのままつながるリテラシーが求められます。生成AIの普及で「見た目では真偽が分からない情報」が急増している今、最も学び直しが必要な世代とも言えます。
文部科学省「情報モラル教育ポータルサイト」(生成AI・ファクトチェック)
ファクトチェックのスキルや生成AIとの付き合い方など、いま最も更新が求められているテーマの動画教材・啓発資料がまとまっています。ニセ・誤情報への注意を呼びかける啓発ポスターなども公開されており、高校の「情報」や探究の授業の導入にも使いやすい内容です。
総務省・法務省ほか「#NoHeartNoSNS」特設サイト(誹謗中傷対策)
「ハートがなけりゃSNSじゃない!」をスローガンに、総務省・法務省人権擁護局・ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)・セーファーインターネット協会が共同で開設した特設サイトです。誹謗中傷と批判的意見の違い、匿名でも発信者が特定されうる仕組み、傷ついたときのブロック・ミュート・削除依頼の方法、相談窓口までが整理されています。ネット上の悪質な侮辱に対しては侮辱罪の法定刑引き上げ(2022年7月施行)も行われており、「発信者の責任」を学ぶ入口として最適です。
スマートニュース メディア研究所「メディアリテラシー」教材
ニュースアプリを運営するスマートニュースのシンクタンクが、フェイクニュースの見破り方や、フィルターバブル・エコーチェンバーといった「情報の偏り」を体感的に学べる授業実践例やオンラインゲーム教材を無償公開しています。仮想のSNSタイムラインで投稿をシェアするかどうかを判断し、フォロワー数の変化を体感するシミュレーション型教材は、高校生・大学生の授業で広く使われています。ワークシート付きの授業実践例もダウンロードでき、探究学習との相性も抜群です。
安心ネットづくり促進協議会「もっとグッドネット」
通信事業者・教育関係者などが参加する業界横断の団体で、全国の教材・出前講座・啓発資料の情報が集約されています。総務省のインターネットトラブル事例集の制作にも関わっている団体で、炎上のメカニズムや法的責任など、一歩進んだネットリテラシーを扱う資料・講座を探すときの起点として便利です。
- 公式サイト:https://www.good-net.jp/
日本レコード協会「著作権を学ぶ教材」
違法ダウンロードやSNSへの無断転載など、若い世代が陥りやすい著作権侵害について、分かりやすく解説した教材が揃っています。中高生向けには、著作権の基礎知識をアニメで解説する動画と、音楽がリスナーに届くまでの仕事を紹介する動画(キャリア教育にも活用可)が公開されているほか、クイズ入りの啓発パンフレットもダウンロードできます。学校での音楽利用に関するQ&Aもあり、先生方の実務にも役立ちます。
【一覧表】学年別・無料教材の早見表
| 対象 | 教材名 | 提供元 | 形式 | 特に学べること |
|---|---|---|---|---|
| 全学年 | 情報モラル学習サイト/ポータルサイト | 文部科学省 | クイズ・動画 | 情報モラル全般の基礎 |
| 全学年 | 上手にネットと付き合おう! | 総務省 | マンガ・冊子・動画 | 最新トラブル事例(2026年版はディープフェイク特集) |
| 全学年 | GIGAワークブック | LINEヤフー みらいプロジェクト | ワークブック(PDF) | SNSコミュニケーション・情報活用 |
| 全学年 | Be Internet Awesome(インターランド) | ゲーム・レッスンプラン | パスワード・詐欺対策・思いやり | |
| 小学生 | 情報化社会の新たな問題を考えるための動画教材 | 文部科学省 | 動画(YouTube) | 身近なトラブルの疑似体験 |
| 小学生 | スマホ・ネット安全教室 | NTTドコモ | スライド・動画・オンライン教室 | ルールづくり・リスクの考え方 |
| 小学生 | サイバーアカデミー | トレンドマイクロ | 動画・クイズ | セキュリティの基礎 |
| 小学生 | スマホ・ケータイ安全教室 | KDDI | アニメ・動画・出前講座 | ネット依存・見知らぬ人との接触 |
| 中学生 | インターネットトラブル事例集 | 総務省 | マンガ・冊子・指導案 | SNSトラブルの実例と予防 |
| 中学生 | SNS上の暴力行為等に関する教材 | 文部科学省 | 動画・スライド | 迷惑動画の投稿・拡散防止 |
| 中学生 | ネットの「あやしい」を見きわめよう | カスペルスキー×静岡大学 | カード・指導案 | あやしいサイト・アプリの見極め |
| 中学生 | 事例に学ぶ情報モラル | グリーホールディングス | スライド・オンライン版 | 炎上事例から学ぶ発信の責任 |
| 高校生 | 情報モラル教育ポータルサイト(生成AI・ファクトチェック) | 文部科学省 | 動画・資料 | 生成AI・ファクトチェック |
| 高校生 | #NoHeartNoSNS | 総務省・法務省ほか | 特設サイト | 誹謗中傷の法的責任・相談先 |
| 高校生 | メディアリテラシー教材 | スマートニュース メディア研究所 | ゲーム・授業実践例 | フェイクニュース・情報の偏り |
| 高校生 | もっとグッドネット | 安心ネットづくり促進協議会 | 資料・講座情報 | 炎上・法的責任などの発展学習 |
| 高校生 | 著作権を学ぶ教材 | 日本レコード協会 | 動画・パンフレット | 違法ダウンロード・無断転載 |
さいごに、デジタル教材専門の制作会社:エレファンキューブとしての視点をお伝えします。
無料教材を「授業・研修で機能させる」3つのコツ
1. 「見せて終わり」にせず、話し合いとセットにする。 情報モラルには唯一の正解がない問いが多く含まれます。動画やマンガ教材は「答えを教える道具」ではなく「話し合いを始める道具」として使うと、子どもたちが自分ごととして考えやすくなります。本記事で紹介した教材の多くが、ワークシートや指導案をあえて付けているのはそのためです。
2. 毎年、同じ教材の「最新版」に差し替える。 総務省の事例集のように毎年更新される教材は、去年のファイルを使い回さず、必ず最新版を取り直すことをおすすめします。ディープフェイクやオンラインカジノのように、1年で「教えるべきこと」が変わるのがこの分野の特徴です。
3. 教える側(大人)が先に体験しておく。 ゲーム型教材やカード教材は、大人が一度プレイしておくだけで、子どもへの声かけの質が大きく変わります。私たちが教材を制作する際も、「指導者がまず楽しめるか」を重要な品質基準にしています。保護者の方なら、お子さんと一緒に取り組む前に一度触れておくだけで十分です。
よくある質問(FAQ)
Q. 情報リテラシーと情報モラルはどう違うのですか?
A. 厳密には、情報リテラシーは「情報を適切に読み取り・活用する力」全般を、情報モラルは「情報社会で適正な活動を行うための考え方と態度」を指します。ただし学校教育や一般的な文脈では重なり合って使われることが多く、本記事で紹介した教材は両方をカバーしています。
Q. 紹介されている教材は本当にすべて無料ですか?
A. 本記事で紹介した教材は、いずれも公式サイト上で無償公開・無償提供されているものです(2026年7月時点)。ただし、多くの教材には「非営利目的に限る」「改変・再配布の禁止」などの利用条件が定められています。学校・家庭以外(企業研修や有償セミナーなど)で使う場合は、必ず各提供元の利用条件をご確認ください。
Q. 家庭では何から始めればよいですか?
A. まずは親子で一緒に取り組める教材から始めるのがおすすめです。小学生ならGoogleの「インターランド」やトレンドマイクロの「サイバーアカデミー」、中高生なら総務省の「インターネットトラブル事例集」を一緒に読み、「うちだったらどうする?」を話し合ってみてください。NTTドコモの家庭向け教材のように、親子でスマホルールをつくるワークシートを用意しているものもあります。
Q. 生成AIについて学べる教材はありますか?
A. あります。文部科学省の情報モラル教育ポータルサイトには生成AIやファクトチェックに関する教材がまとまっているほか、総務省の「上手にネットと付き合おう!」でも生成AIの入門教材や、2026年版トラブル事例集のディープフェイク特集が公開されています。変化の速いテーマなので、公的機関の最新資料を起点にするのが安心です。
まとめ:年齢に合わせた「継続的な」学習を
情報リテラシー・情報モラルは、一度教えれば終わりというものではありません。子どもたちが成長し、使うサービスが変われば、直面するリスクも変わります。幸い、日本では国・公的機関・企業が質の高い教材を無料で公開してくれています。本記事の学年別リストを起点に、それぞれの年齢や発達段階に合わせた継続的な学びを、ぜひ支援していきましょう。
エレファンキューブは、eラーニング教材や研修動画をはじめ、累計2,000件を超える教育コンテンツの企画・制作を行ってきたデジタル教材の専門会社です。「無料教材では自社・自校の実態に合わない部分がある」「自分たちのケースに即したオリジナルの情報モラル教材・研修コンテンツをつくりたい」という学校・自治体・企業のご担当者さまは、お気軽にご相談ください。対象者の発達段階や現場の課題に合わせた、伝わる教材づくりをお手伝いします。

