ICTを活用した「デジタルノート」。そのメリットとは?

学校の授業といえば、黒板や教師の話した内容を鉛筆でノートに書き写すといった学習スタイルが一般的でした。しかし教育のICT化が進む中で、鉛筆の代わりにタッチペンを使用し、紙ではなくデジタル機器を利用したノートが普及しつつあります。ノート作りは学習したことを頭の中に定着させるためにも大切な作業の一つですが、それがデジタル化することによりどのようなメリットが生まれるのでしょうか。今回は、デジタルノートとそのメリットについてまとめていきます。

 

デジタルノートとは

デジタルノートとはタブレットや専用の電子ボードとタッチペンを使い、電子画面上に書き込みができる機能のことです。まるで紙のようにスムーズに書き消しを行うことができ、書き終わればデータとして保存することが可能です。タッチペンを使うので、タイピングが苦手でも問題なく画面上に文字を入力することができます。作成したノートは紙ではなくデータのため、管理もしやすく、インターネットに繋げば簡単に共有することもできます。

 

教育現場におけるデジタルノートのメリットとは

デジタル機器を操作するため通常のノート作成よりも難しそうに思われるデジタルノートですが、学習支援アプリなどもあるため、簡単にノートを作成することが可能です。
デジタルノートを活用することにより、アクティブで能動的な学習が可能となります。デジタルノートはタッチペンで端末に文字を書き込むだけでなく、図形や写真などを用いてノートを作成することができます。そのため文字ばかりになってしまいがちな従来のノートとは違い、より分かりやすく、そして生徒一人一人が思い思いに表現したノートを作成することができます。
またデジタルノートであれば、複数人でノートを協同編集することも可能です。そのため、グループ学習や制作を簡単に行うこともできるのです。生徒の作成したノートはデータ化されるため、教師もリアルタイムでの確認や授業後の管理が簡単になります。

 

デジタルノートを活用して授業をより自由に

デジタルノートであれば、文字だけでなく図形や写真などの情報も簡単にまとめることができます。従来よりも、より自由でわかりやすいノートを作成することが可能です。そのため、ただ文字を書きまとめるよりも、自分で考え表現したノートを作成することができます。
データの管理や生徒のノート作成の様子などを教師が管理しやすいため、生徒だけでなく教師にも大きなメリットがあります。そのため、デジタルノートを活用することにより教育現場は大きく変わるのではないでしょうか。