eラーニングを導入して一人一人のレベルに合わせた教育を!

日本は世界に比べると教育へのICT活用がかなり遅れていると言えます。ICT先進国が教育の現場でeラーニングを積極的に活用しているのには理由があります。eラーニングのメリットを知り、教材の選択肢の一つとして考えてみるのもいいかもしれません。

 

eラーニングを教育現場に

eラーニングの一番のメリットは、個々のペースで学習できる点です。同じ教室で同じ教師の授業を聞いていても、生徒によってその理解度は千差万別です。理解が早い生徒もいればゆっくりと理解をする生徒もいるでしょう。後者の生徒においては、一つ一つの内容を理解する前に授業が進んでしまうこともあります。そして、理解できなかった部分がつまずきとなり、授業についていけなくなってしまい、次の授業以降も理解できないという悪循環に陥ってしまうのです。

そこで、eラーニングを活用することで、個々のペースで学習することができ、このような悪循環を断ち切ってくれるかもしれません。

 

個々のペースで復習や応用問題も

eラーニングでは、LMS(Learning Management System)というシステムを活用することで、教科書のようなテキストはもちろん、図や映像なども配信することができます。授業についていけなくなった生徒にとって、テキストだけでなく、図や映像で視覚・聴覚で内容を学習することができるのは心強いでしょう。

また、問題を実際に解くこともできるので、復習のための確認テストや、応用問題などに挑戦することができるのです。間違えた部分は何度も解き直しができ、またヒントや解説のページを閲覧することが可能です。

 

自宅の外でも学びが可能に

eラーニングを活用できるのは、学校の中だけではありません。設定すれば生徒の自宅でスマホ、パソコン、タブレットなどからも学習できるのです。

そのため、宿題を出す際や休みがちな生徒への学習フォローの際などに活用することも可能です。特に、学校を休みがちな生徒に対する学習面でのフォローは、なかなか難しいものがあります。休んでいる間にどんどん授業が進んでしまい、いざ登校したときに授業が全くわからず学校に行きたくなくなってしまうこともあるでしょう。それを少しでも解消するのに、eラーニングによる自宅学習は一役買ってくれるのです。

 

教育×eラーニングで一人一人のレベル合わせた教育を

eラーニングは、学校教育の現場において、とても役立つ学習ツールです。教師による授業は学びを得るためにもちろん大切なものですが、プラスαの学習方法としてeラーニングを取り入れてみるのも選択肢の一つと言えるかもしれません。生徒たちの「授業についていけない!」を減らす役割をeラーニングが担ってくれるのです。