弊社では、SCORMやcmi5といった規格に対応したコンテンツを毎日のように開発しています。フルスクラッチでの規格対応コンテンツの開発も可能ですが、市販のeラーニング教材制作ツールを使用させていただく場合もあります。
今回は、2025年現在、実際に弊社で使用しているeラーニング教材制作ツールのなかで、SCORM(スコーム)規格に対応したコンテンツの制作できるツールをご紹介します。
目次
SCORM(スコーム)とは?
SCORM(スコーム)はeラーニング教材に関する国際規格です。
SCORM規格に準拠した教材(コンテンツ)は、SCORM規格の教材に対応したLMS(学習管理システム)に登録して利用することができます。
別の記事にて、SCORMとLMSについて分かりやすく解説していますので、詳しく知りたい方は併せて是非お読みください。
制作ツール3選
さて、今回は、そのSCORM規格に準拠したコンテンツを書き出すことのできるツールで、2025年現在もアップデートが続けられているソフトウェアを紹介します。
1. iSpring Suite

https://www.ispring.jp/ispring-suite
Power PointファイルからSCORMコンテンツを制作できるツールで、スライドショーのなかに、クイズ、シミュレーション型コンテンツなど組み込むことができ、多種多様なコンテンツを制作できます。
以前は英語版しかありませんでしたが、最新版ではUIが日本語化されています。
2. Adobe Captivate

https://www.adobe.com/jp/products/captivate.html
PhotoshopやIllustratorで有名なAdobe社の製品です。
画面操作を記録して、操作シミュレーション教材を制作することができます。ほかにも、PowerPointファイルのインポートにも対応しており、インタラクティブな操作を含むさまざまなコンテンツの制作に適しています。
3. TechSmith Camtasia

https://www.techsmith.co.jp/camtasia.html
画面操作に特化した動画収録・編集ツールです。
先程のCaptivateはインタラクティブな教材のオーサリングに主眼が置かれていますが、こちらのCamtasiaは動画として収録・編集することに特化したソフトウェアです。動画編集初心者でも直感的に操作でき、使いやすいツールです。
動画ファイルを書き出すのが基本的な使い方ですが、SCORM形式での書き出しにも対応しています。
お気軽にご相談ください
これら3つの制作ツールは、弊社でも現役で使用しています。これらのツールを使用した教材制作についても、お気軽にお問い合わせください。
最終更新日: 2025-09-03